
ファミキャンのススメ vol.22 「ワンポットで手軽!家族で作るキャンプごはん応用編」
こんにちは、M.W.M です。
今回は “ワンポット(One-Pot)” を軸に、家族みんなで楽しめるキャンプごはんを深掘りします。
どうぞ最後までお付き合いください。
1. まず知っておきたい——ワンポットとは?
鍋やフライパンひとつで、下ごしらえから仕上げまで完結させる調理スタイル
食材と調味料を同じ器具に入れ、煮る・炒める・蒸すなどの工程をまとめて行うのが特徴です。
1-1 ワンポットがキャンプで愛される理由
- 洗い物が激減:シンクまで遠い、節水したい——そんな状況でも後片づけがラク。
- 調理時間を短縮:主食・主菜・野菜を同時に加熱するため、設営後すぐ「いただきます!」が可能。
- 道具が少なくて済む:調理器具が 1 つなので荷物が軽量化。ソロタープ+ファミリーでも広々使えます。
- 失敗しにくい:手順がシンプル。火加減と時間さえ守れば味がブレにくく、子どもや初心者も安心。
1-2 代表的なワンポット用ギア
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ダッチオーブン:鋳鉄製で蓄熱力抜群。ふたの上に炭を置けば上下加熱でき、ロースト系にも強い。
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深型スキレット:フライパン兼鍋。焼き色を付けたらそのまま煮込みに移行できるからタイパ良し。
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メスティン/ライスクッカー:軽量コンパクトで炊飯向き。2〜3人家族やサイドメニュー用に便利。
ポイント:ファミリー(4 人)でメインを作るなら 10〜12 インチのダッチオーブンが汎用性◎。
2. ワンポットが“ファミキャン向き”な3つの核心
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後処理がラク=遊び時間が増える
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子どもの“自分でできた!”体験を後押し
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食材ロスが減る
3. 出発前の下ごしらえ
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肉・野菜は自宅で切って冷凍→保冷材代わり。
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調味料はチャック袋へ小分けし、袋にレシピ名を書いておくと現地で迷わない。
4. 親子で挑戦!ワンポットレシピ3選
🔥 分量は大人 2+子ども 2 を想定。火力は“弱〜中火キープ”がコツ。
4-1 トマトとツナのワンポットパスタ
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材料:ショートパスタ 250 g、トマト缶 1、ツナ缶 1、玉ねぎ ½、にんにく 1 片、水 400 ml、塩こしょう
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作り方
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オリーブ油とにんにくを鍋に入れ香りを出す。
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玉ねぎ→トマト缶→水→パスタを順に投入しフタをして 8〜9 分。
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仕上げにツナを加え塩こしょうで味調整。
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4-2 まるごとチキンと彩り野菜のハーブ煮
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材料:骨付き鶏もも 4 本、じゃがいも 2、にんじん 1、ズッキーニ 1、ローズマリー 2 枝、水 200 ml、コンソメ 1
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作り方
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鶏に塩を振り、強火で表面をこんがり焼く。
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野菜・水・コンソメを加え、ローズマリーをのせフタ。
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弱火 20〜30 分、中心温度が 75 °C 以上に達するまでじっくり煮込む。
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4-3 豆とソーセージのジャンバラヤ風ライス
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材料:米 2 合、ミックスビーンズ 1 袋、ソーセージ 6 本、ミックススパイス 小さじ 2、水 400 ml、ケチャップ 大さじ 2
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作り方
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洗った米・水・調味料を鍋へ。
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ソーセージと豆を上に並べフタをして加熱。
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沸騰後弱火 12 分+蒸らし 10 分で完成。
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5. キッズシェフ大活躍!年齢別お手伝いガイド
年齢 | お手伝い例 | 安全ポイント |
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・3〜6 歳 | 野菜を洗う/袋の具材を投入 | 軍手+踏み台、火元 30 cm 以上の距離 |
・小学生 | 計量カップで水を量る/混ぜる | 鍋つかみ&耐熱スプーンでヤケド防止 |
・中学生 | 皮むき・簡単なカット | 子ども用包丁+滑り止めまな板 |
6. 食材管理と後片づけ
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クーラーボックスは上下ゾーニング:上段=すぐ使う食材、下段=生肉類。
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鍋はお湯+木ベラで“こそげ落とし” → 薄めた中性洗剤で洗浄。
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汚水は必ず指定排水エリアへ:自然への直排水は厳禁。
7. まとめ——“鍋ひとつ”で家族の思い出をもう一品
ワンポット料理は ラク・早い・楽しい の三拍子。
調理をシンプルにするだけで、設営やアクティビティにもっと時間を割けます。
今回紹介した3レシピは具材や調味料を変えるだけで無限にアレンジ可能。
ぜひ皆さんの“わが家流ワンポット”もシェアしてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、キャンプ場でお会いしましょう。
今、一生残る思い出を。M.W.M でした!