ファミキャンのススメ vol.8 子供と焚き火を楽しむ。
キャンプと言えば、「焚き火」です。
パチパチっと薪が爆ぜる音をBGMに、ゆらゆらとした炎でキャンプサイトを照らしてくれて、いろんな料理も楽しむことができる、キャンプには欠かせないイベントです。
寒い時期は暖をとることもできるし、揺れる炎を見ているだけでも癒されます。
それで、子供って本当に炎が好きなんですよ。(個人差はあると思いますが。)
これって本能的なものなんでしょうね。
もちろん火の扱いには細心の注意が必要なんだけど、家族で焚火台を囲んで炎を眺めている時間は何とも言えない贅沢な時間です。
お子様に役割を与えて焚き火を楽しんでみてはいかがでしょうか?
バトニングに挑戦してみる?
キャンプ場やホームセンターで購入した薪は、そのままの太さで着火するのはなかなか大変です。火がつきやすいように薪を細く割るテクニックが「バトニング」です。
ナイフを使って薪を割るので、ナイフの扱いには十分注意が必要ですが、コツさえ掴んでしまえば子供にだって簡単です!
薪にナイフを押し当て、ナイフの刃先を木材で叩くだけで簡単に薪を割ることができ、これができるだけでもベテランキャンパー気分を味わえます!
子供でも安全にできる方法を見ていきましょう。
・必ず軍手か手袋をしましょう
ナイフは当然危険ですし、薪の棘がささることもあるので注意しましょう。
・薪は節の無い針葉樹を選ぼう
針葉樹は広葉樹に比べて密度が小さく、単純に割れやすいんです。それだけじゃなく、軽くて火もつきやすいので、子供でも扱いやすいんです。
また、節がある薪は割れにくいので避けましょう。
・平らな台の上に、薪を垂直になるように置く
台の上に垂直に立てて、安定することを必ず確認してください。
・立てた薪の割りたい場所にナイフを押し当てる
薪がナイフの根元側になるように置き、ナイフの先端が薪から出るようにしてください。
念のため、体のすぐ近くにナイフが来ないように注意しましょう。
・もう1本の薪でナイフの先端側の背をたたく
薪でナイフの背をたたいていくと薪に刃が入っていきます。この時にナイフが斜めになりやすいんですが、ナイフを持つ左手に力を入れてできるだけナイフと地面が平行にキープできるようにしましょう。
ナイフが下の方まで入ったら、たたく力を弱めて一気に割れないようにすると安全です。
ただ、そうはいってもやっぱり子供にナイフを扱わせるのは心配という場合は、大人が薪にナイフを当てて、子供にもう1本の薪でナイフをたたかせてあげるだけでも楽しめると思います!
スパっとキレイに割れてくれると爽快ですよ!
キンドリングクラッカーなら更に安全!
少し値は張りますが、「キンドリングクラッカー」なら安全に本格的な薪割りが体験できます。
こちらは本体に刃がついており、そこに薪を押し当てて重さのあるハンマーで上からたたけば「カコーン」という音が響いてスパっと簡単に割れてくれます。
当時13歳の女の子が発明したという商品だけあって、子供でも安全に薪割りが楽しめます!
なんとも言えない爽快感で大人でも病みつきになり、ストレス発散にもなります!
上手な火の起こし方
薪の準備が出来たらいよいよ火起こしです。
着火剤と使うと簡単ですが、松ぼっくりや杉の葉が着火剤の代わりに使うとアウトドア感が増して雰囲気が出ます!
せっかくなので子供に乾いた松ぼっくりや杉の葉、落ち葉をや枯れ枝なんかを集めてもらうと楽しめますよ!
まず火種となる松ぼっくりや杉の葉をいちばん下にセットし、その上に拾った落ち葉や枯れ枝を置き、先程細かく割った薪の順で重ねます。
焚き火には酸素がとても重要なので、このときに薪を組む方向をバラバラにして、薪の間に隙間を作るのがポイントです!
薪の組み方にも色々あるんですが、あまり細かいことは考えず、空気が通る隙間を作るということを意識しておけば大丈夫です!
焚き火を囲んで家族の会話を楽しむ!
あとは家族で焚き火を囲んでゆったりとした時間を楽しんでください!
いつもと違った雰囲気なので、日頃話さないような親子の会話をしてみてはいかがでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、キャンプ場でお会いしましょう。
M.W.Mでした!